スイミングはただの習い事ではありません。子どもたちにとって、心と体の発達に不可欠な成長に繋がる活動です。幼い頃から水と親しむことで、子どもたちは身体的な強さと精神的な自信を育みます。
さらに、スイミングは0歳から始められる「ベビースイミング」を含め、幅広い年齢層に対応しているため、多くの家庭で最初の習い事として選ばれています。
しかし、その人気に反して、スイミングには他の習い事と比較してやや高めのコストがかかるという印象があります。親としては、愛する子どもに最良の機会を提供したいと願いつつも、費用の面での懸念は避けられない事実です。
そこで今回は、スイミングスクールに関する費用の実態を徹底的に調査し、実際に子どもを通わせた経験者の声をもとに、必要な費用を詳細にまとめました。
月謝から初期の投資まで、これからスイミングスクールを検討している方々に役立つ情報をお届けします。
スイミングスクールにかかる費用一覧
子どもをスイミングスクールへ通わせるには、毎月必ずかかる「月謝」のほかにも、さまざまな費用がかかります。
月謝を含む、すべての費用を相場から1つずつまとめました。
月謝(6千円~8千円程度)毎月
スイミングを習うのに毎月必ずかかる月謝は、スクールごとの違いはもちろん、週ごとのレッスン回数によっても異なります。
また、子どもの年齢やレベルによってもクラスが違ってくるため、一概にいくらとは言えません。
幼稚園児(3歳~6歳)の子どもが、週に1回レッスンに通う場合は、6千円~8千円が月謝相場となっています。
この月謝は、子どもの月齢やレベルが上がるにつれて費用も高くなるスクールが大半です。
入会金(2千円~1万円程度)初回のみ
月謝とは別に、入会時に諸経費として「入会金」がかかるスクールもあります。
入会金の金額は、スクールによってかなり幅がありますが、安いところだと2~3千円程度。
高めのところだと1万円~1万2千円ほどかかる場合もあります。
入会金はないにこしたことはないので、季節の節目などに、「入会金無料キャンペーン」などを行っているスクールを狙い、そういったタイミングを見計らって子どもに習い事を始めさせる人も多いようです。
入会金無料キャンペーンなどのタイミングだと、同じタイミングで入会する子も多いので、孤独になりにくいのも嬉しい所ですね。
年会費(3千円~5千円程度)1年に1回など
入会金のほか、年会費の支払いが必要なスクールもあります。
年会費は入会金と違って、毎年必ず支払わなければならないものなので、月謝と同じくらいしっかりチェックしておきたい項目です。
会員証発行手数料や登録料(4千円~6千円程度)
入会金や年会費のないスクールの場合、その代わりとして会員証登録や会員証発行手数料がかかるところもあります。
費用は4千円~6千円程度が相場となっているため、入会金や年会費とそこまで大きく変わりません。
ただし、会費については更新期間を設けているスクールもあるため、一度支払ったから終わりとはならない場合もあります。
指定グッズの購入費(4千円~1万円程度)
スイミングスクールに通うとなったら、指定グッズを買いそろえる必要があります。
指定グッズもスクールごとに違いがありますが、一般的には「指定水着」「指定カバン」「指定教材(ノート)」の購入が必要です。
指定グッズの値段は、水着、指定カバンともに3千円~5千円程度かかります。
水泳を長く続けていく場合、子どもの成長とともにサイズアウトした水着を買い直す必要があるため、指定水着の価格はとくに見ておきたい部分です。
スクールバス代(3千円程度)
3歳~幼稚園の間はあまり利用しないご家庭も多いかと思いますが、小学校に入るとスクールバスでスイミングに通う子も増えてきます。
スクールバスを利用すれば、自宅の近くまでバスが来てくれるため、親が送迎する負担が減らせるので便利です。
しかし、当然ながらスクールバス利用代は別途かかってきます。
往復利用で3千円程度が相場となっていますが、月謝とあわせると1万円を超えてしまうことが多いため、決して安い習い事代とは言えません。
トータルでかかる費用は…「2~3万円」
幼稚園児が週1回、親の送迎でレッスンに通った場合の費用相場を出してみました。
〈初期費用〉…1万4千円 ・登録料(3千円) ・会員証発行手数料(1千円) ・指定グッズ購入費(1万円) 〈月謝〉…8千円 |
※筆者が通わせているスクールは、入会金や年会費がかからない代わりに、登録料と会員証発行手数料がかかります。
初月は、初期費用と月謝の両方が必要になるため、トータル「2万2千円」もの出費になりました!
このほか、車で送迎する場合はガソリン代も必要になります。
選手コースへの進展:子どもの才能を最大限に伸ばす機会
スイミングを学び始めた当初は、基本的な技術や水泳の楽しさを知る段階です。しかし、子どもが練習に励み、才能を発揮し始めると、新たな扉が開きます。「選手コース」という高いレベルのクラスに進むチャンスが訪れるのです。
選手コースへの進級は、子どもにとって大きな成就です。これは、コーチから認められた特別な生徒だけが得られる機会で、子どもの才能と努力の証です。選手コースでは、より専門的なトレーニングを受け、競技水泳の世界での成功を目指します。
確かに、選手コースでは通常のクラスよりもレッスン回数が増え、合宿や特別トレーニングのための追加費用が発生することもあります。しかし、これは子どもが自己の可能性を最大限に引き出し、夢を追求するための投資です。子どもが水泳の技術を磨き、自己の限界に挑戦する姿を見ることは、親にとっても大きな喜びであり、誇りです。
スイミングへの投資は、単に技術を身につけるだけでなく、子どもの自己肯定感や目標達成のための粘り強さを育てます。母親として子どもを全力で応援し、彼らの成長をサポートする過程で、家族の絆も一層深まります。
最終的に、選手コースへの進展は、子どもにとっての新たな挑戦であり、母親にとっては、子どもの夢を実現させるためのサポートの旅です。費用はかかるかもしれませんが、子どもが自身の才能を十分に発揮し、人生の成功への道を歩むための貴重なステップとなるでしょう。
さて、いかがでしょうか。
思ったよりも費用が掛かると驚かれた方も多いかもしれません。
大変な面はもちろんありますが、その大変な面を予め理解し、子どもたちの頑張りをサポートすることがとても大事になってきます。
水泳を続けられる環境を家族で作っていく時間を設けてみてはいかがでしょうか。
参考リンク
参考記事:スクール・ジュニア向け一覧記事(SWIMSTATION)
ジュニアスイマー向け栄養ガイド:バランスの良い食事と簡単レシピ
スイミングスクール検索に便利なのはやっぱりGoogle Maps・リストを作ってインスタを探してみたり、見学を申し込んでみてはいかがでしょうか。