スイミングは子どもの習い事のなかでもトップの人気を誇っています。
しかし、月謝は特別安いということはなく、むしろ他の習い事と比べてやや高いイメージを持つ人は少なくないでしょう。
「スイミングを習わせたい!」と思っても、実際にどれくらい費用がかかるのか気になるものです。
そこで今回は、お子さまをスイミングスクールに通わせていた方に、子どもをスイミングスクールに習わせるために必要な費用を徹底的にまとめて頂きました。
月謝のほか、初めに購入しなければならないものまで細かくご紹介していますので、スイミングスクール検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
●スイミングスクールにかかる費用
子どもをスイミングスクールへ通わせるには、毎月必ずかかる「月謝」のほかにも、さまざまな費用がかかります。
月謝を含む、すべての費用を相場から1つずつまとめました。
・月謝(6千円~8千円程度)
スイミングを習うのに毎月必ずかかる月謝は、スクールごとの違いはもちろん、週ごとのレッスン回数によっても異なります。
また、子どもの年齢やレベルによってもクラスが違ってくるため、一概にいくらとは言えません。
幼稚園児(3歳~6歳)の子どもが、週に1回レッスンに通う場合は、6千円~8千円が月謝相場となっています。
この月謝は、子どもの月齢やレベルが上がるにつれて費用も高くなるスクールが大半です。
・入会金(2千円~1万円程度)
月謝とは別に、入会時に諸経費として「入会金」がかかるスクールもあります。
入会金の金額は、スクールによってかなり幅がありますが、安いところだと2~3千円程度。
高めのところだと1万円~1万2千円ほどかかる場合もあります。
入会金はないにこしたことはないので、季節の節目などに、「入会金無料キャンペーン」などを行っているスクールを狙い、そういったタイミングを見計らって子どもに習い事を始めさせる人も多いようです。
・年会費(3千円~5千円程度)
入会金のほか、年会費の支払いが必要なスクールもあります。
年会費は入会金と違って、毎年必ず支払わなければならないものなので、月謝と同じくらいしっかりチェックしておきたい項目です。
・会員証発行手数料や登録料(4千円~6千円程度)
入会金や年会費のないスクールの場合、その代わりとして会員証登録や会員証発行手数料がかかるところもあります。
費用は4千円~6千円程度が相場となっているため、入会金や年会費とそこまで大きく変わりません。
ただし、会費については更新期間を設けているスクールもあるため、一度支払ったから終わりとはならない場合もあります。
・指定グッズの購入費(4千円~1万円程度)
スイミングスクールに通うとなったら、指定グッズを買いそろえる必要があります。
指定グッズもスクールごとに違いがありますが、一般的には「指定水着」「指定カバン」「指定教材(ノート)」の購入が必要です。
指定グッズの値段は、水着、指定カバンともに3千円~5千円程度かかります。
水泳を長く続けていく場合、子どもの成長とともにサイズアウトした水着を買い直す必要があるため、指定水着の価格はとくに見ておきたい部分です。
・スクールバス代(3千円程度)
3歳~幼稚園の間はあまり利用しないご家庭も多いかと思いますが、小学校に入るとスクールバスでスイミングに通う子も増えてきます。
スクールバスを利用すれば、自宅の近くまでバスが来てくれるため、親が送迎する負担が減らせるので便利です。
しかし、当然ながらスクールバス利用代は別途かかってきます。
往復利用で3千円程度が相場となっていますが、月謝とあわせると1万円を超えてしまうことが多いため、決して安い習い事代とは言えません。
●トータルでかかる費用は…「2~3万円」
幼稚園児が週1回、親の送迎でレッスンに通った場合の費用相場を出してみました。
〈初期費用〉…1万4千円 ・登録料(3千円) ・会員証発行手数料(1千円) ・指定グッズ購入費(1万円) 〈月謝〉…8千円 |
※筆者が通わせているスクールは、入会金や年会費がかからない代わりに、登録料と会員証発行手数料がかかります。
初月は、初期費用と月謝の両方が必要になるため、トータル「2万2千円」もの出費になりました!
このほか、車で送迎する場合はガソリン代も必要になります。
●選手コースなど、レベルが上がるとさらにお金がかかる
スイミングを習い始めたばかりの時期はあまり関係ありませんが、レッスンを続けて上達していくと、「選手コース」などレベルの高いクラスに入れる場合もあります。
選手コースは誰でも入れるわけではなく、コーチから選ばれた生徒のみが参加できるスクールがほとんどです。
しかし、選手コースになると、レッスン回数が増えることが多いため、月謝も上がります。
さらに、合宿などで別途レッスン費用が必要になってくると、さらにお金が必要です。
さて、いかがでしょうか。
思ったよりも費用が掛かると驚かれた方も多いかもしれません。
大変な面はもちろんありますが、その大変な面を予め理解し、子どもたちの頑張りをサポートすることがとても大事になってきます。
水泳を続けられる環境を家族で作っていく時間を設けてみてはいかがでしょうか。