競泳の練習において、より効率的に練習をするために使われているスイムフィン、皆さんはどんなフィンを選んでいますか?

一見ただ足につけるフィンですが、金額も形も想像以上に違いますよね。
もちろん形の違いだけではなく、浮力の違い、目的の違いがあります。
競泳選手に選ばれているフィンはどんなフィンがあるのか、まずはおさらいしてみましょう。
◆競泳選手に人気のフィン
種類 | 向き | 特徴 |
ハイドロテック2フィン ソフト(SOLTEC) |
中級 〜 超上級 |
競泳スイマーの練習で一番人気のフィン。 適度な硬さでスピードが出やすく、高速練習や筋力強化に向く |
ハイドロテック2フィン ハード(SOLTEC) |
上級 ~ 超上級 |
通常のよりも硬い作りで、より高速の練習や筋力強化ができる。 上級者向けのフィン。色はゴールド限定 |
エリート2 (DMC fins) |
初級 〜 超上級 |
非常に柔らかく、実践を意識した練習がしやすい。 様々な足の形状に対応しやすい。 サイズ選びは注意が必要。 |
エリートMAX (DMC fins) |
中級 〜 超上級 |
2020年に本格展開が始まったエリート2の上位モデル シリコンながらもしなやかな形状でキックが打ちやすい スピードも出るため、登場以来高い人気を誇る。 |
アルファプロフィン (Phelps) |
中級 〜 超上級 |
サンダルと同じように非常に軽量。 水の中では浮く素材で作られており、体幹を鍛えるのにも使いやすい。 平泳ぎにも使える左右非対称の特殊形状 |
トライタンフィン (SOLTEC) |
中級 〜 上級 |
平泳ぎを含む四泳法に使える数少ないフィン 丸型の特殊な形状が印象的 |
ドルフィンカラー (AQA) |
中級 〜 上級 |
スピードが出やすく使いやすい。 ゴム素材でやや重めだが、安価で初めてのフィンとしても 選びやすい。 |
硬いものや柔らかいもの
浮力があるほど軽いものや、そうでないもの
上級者が使うもの、初心者が使えるもの
それぞれに特徴があるのはお分かりいただけたでしょうか。
既に練習に使うフィンが「これ」決まっているチームもありますが、試合までの日程や、今したい練習に応じて使い分けることも大事です。
でも、どう使い分ける?
自分には何があっているのか?わからないですよね。
◆注目のフィンは?
さて、今回の記事で注目してご紹介したいのが、最近スイマーから支持を急速に高めているエリート2フィン(DMC fins ELITE Ⅱ)です。
多くの競技チームでも使われているメジャーなハイドロテック2フィンとは何が違うのでしょうか?
1番の違いは柔らかさです。形状はハイドロテック2フィンに非常に近いのですが、柔らかさが全然違います。
ハイドロテック2フィンよりも柔らかく、足首への負担も軽いため、ジュニアスイマーや、初めて選ぶフィンとしても魅力的です。
既存のフィンではどうしても負担が重いという方が、使い分けることもありますが、必ずしも“初心者の方だけに”というわけではありません。
ハード(硬い)で大きなフィンはそれだけの高い推進力が得られるため、それに沿った筋力アップや動きの改善ができます。
一方でDMCのしなやかな柔らかさは、実践に近い動きを模索する事も出来るため、トップ選手は試合が近くなるとDMCのエリート2といった柔らかめのフィンを使うこともあります。
2.大きさの違い

DMC finsのエリート2と、右がハイドロテック2フィンです。
かかとからブレードの先までは同じと言っていいぐらいのサイズなのがお分かりいただけると思います。
ですが、ご注意ください。かかとからつま先までの長さは、DMC Finsの方が圧倒的に長いですよね。
次に開口部分を見てみましょう。

青色がDMC Finsです。Elite2に比べてやや開口部分が大きいのが分かりますでしょうか?
DMC Finsは、サイズ選びは”素足サイズ”で選んでいただく必要があります。
「普段靴が26cmだから〜」とか「ハイドロテック2フィンがMだから〜」とか
そんな感じでサイズを選ぶと、間違います。
DMC fins のこのエリート2は、ハイドロテック2フィンなどの他社のサイズよりも1〜2サイズ小さくするという方が多くいます(体感的に2サイズ下げるという方が多いです。)
初めてという方は素足サイズで測ってくださいね。
この柔らかい素材だからこそ、多いお声が
「幅広(甲高)で自分に合うフィンがなかったけれど、今回のはすごくフィットする」
「自分の足はすごく大きかったからフィンがなかった。今回のは初めて使えるフィンになった」
こんなお声が多くあります。
そして最後にメッシュバッグ

DMC Finsはショルダーがけのメッシュバッグ付き!何気に凄く嬉しいですよね。
そんなわけで、今回は簡易ですがDMC Fins Elite2 (ディーエムシーエリート2フィン)とHYDROTECH 2 FIN(ハイドロテック2フィン)の違いでした。
もしよろしければ、DMC、ハイドロテックともに下記にてご購入可能です。ご検討ください。
DMC Fins エリート2 |
HYDROTECH2FIN ソフト |
ハイドロテック2フィン ハード(Gold) |
|
硬さ | 柔らかい | やや柔らかい | 硬め |
大きさ | 素足サイズ テック2に比べて 1〜2下がいいかも? |
||
片足重さ (参考M) |
456g | 556g | 580g |
用途 | 女性や、ジュニアスイマー レース前の調整 |
最も定番の人気品 | ハードな練習 スプリンタータイプ |
購入 | Mihoroswim | MIHOROswim | MIHOROswim |
最後にMIHOROが選ぶフィン5選をお届けします。
っていいかもしれませんね。
1.DMC fins エリート2
今回紹介した非常に柔らかいフィン。その柔らかさから実践的に使えて、フィンにまだ慣れていない人にも使い勝手が良い。足が幅広や甲高で今までフィンを使う事が出来なかった人にも使えたという声も多々あります。初心者から選手まで非常に幅広くオススメ出来るフィンです。
2.ハイドロテック2フィン
恐らく日本のスイムチームで最も使われている練習用フィン。適度な硬さが推進力を生み、下半身の強化に非常に良い。パステルカラーの4色という色味もよく、各サイズ展開があるのも嬉しい所。
3.MP アルファプロフィン
最近人気のサンダル(クロ○クス)をイメージして頂くと分かりやすいが、非常に軽い素材で作られており、水に入れると浮くほど。ブレードは確かな剛性があり、スピードも出やすい。他社のフィンと違って浮力があるため体幹を意識して泳ぐようになります。
4.ドルフィンカラー
カラフルで安定した品質、豊富なサイズ展開に、お得な価格帯。
5.DMC fins エリートマックス
サイドのブレードが内側に入ったDMC Finsの新作。エリート2よりも若干剛性があり、スピードが適度に出る。エリート2の後継モデルというよりは、上級者向けのモデルと捉えた方が良いかも。
と、いうことでいかがでしたでしょうか。
水着やゴーグルの情報は数多くあるのですが、フィンの情報が少ないと感じ、この記事を投稿させていただきました。
Twitterをはじめとして色々な方にアドバイスや、率直なお声をいただきましたおかげで、この記事にできましたことをお礼申し上げます。
これからも、多くの方がお悩みのことは積極的に記事にし、必要に応じて加筆してきたいと思いますので、ご質問など遠慮なくお寄せください。もしお役に立てた際には、この記事をSNSなどでシェアをしていただけたら幸いです。