アスリート・競泳選手

金メダル23個の超人マイケルフェルプスの高速水着XPRESSO

さて、今回ご紹介するのはイタリアのゴーグル・シュノーケリングに強みを持つメーカーの雄AquaSphereが Michael Phelps(マイケルフェルプス氏)と組んで販売している高速水着とその周辺アイテムです。

まずは高速水着XPRESSOから行きましょう。

MPの新発売商品(高速水着・ゴーグル・キャップ)の紹介

MP(Michael Phelps)というその名の通り、超人マイケルフェルプス選手が開発に着手し、実際に着用しています。

その高速水着の実力は2016年の五輪で金メダルを5つも獲得したマイケルフェルプス選手自身が証明してくれています。

ちなみにこの時の水着はMPブランドのXPRESSO、ゴーグルはXCEED、スイムキャップはX-O CAPを使用しています。

これだけ圧倒的な実力を証明した水着ですが、まだ日本国内では知らない方も多いはず。

それでは、このMPの水着XPRESSOについて、どんな水着かを見ていきましょう。

最初にご紹介するのは着用選手による実感や、メーカーの方による製品レビューです。

ここでご紹介しているのはどの選手も水泳歴が非常に長く、様々な高速水着を着用する機会が多く、水泳競技大会での経験も深い方ばかりです。

◆XPRESSO商品レビュー

選手レビュー1(男性)
XPRESSOはしっかりとしたコンプレッションもありながら、股関節などの可動域がしっかり保たれているので、とても泳ぎやすく感じます。骨盤周りにも安定感があり、姿勢を良いポジションでキープしてくれ、抵抗の小さな泳ぎをアシストしてくれる感覚。長く着用していても、血流が制限されたり、脚に疲労感を感じることが無いところも気に入ってます。

選手レビュー2(男性)
コンプレッションがありながら、筋肉が適度な刺激を感じ、高いポジションを実現してくれているのに、股関節周りの可動性を阻害しないので、『レース中に足が動かない。動かせなくなる』などのストレスが無く、
普段練習で取り組んでいるキックと同じ感覚で、最後まで力強く水を蹴ることができる、いい意味で不思議な水着です。
自分がレースで着用した際は、レースの1時間半前から履いていたにも関わらず、血が止まるような感覚にもならず、レース前の体操で伸脚やまた割りをしても裂けることなく、しっかり足が伸ばせたことも今までに経験したことのない心強さにも繋がりました。

メーカーの担当者から
XPRESSOの撥水性の高さは他社より40%高いとされています。
水着にチーム名や学校名をプリントする会社様にプリントを依頼したところ、他社と同様にプリントする熱圧着加工をすると、圧着せず剥がれてしまいます。撥水性が高い事からより高温でプレスしなければなりませんでした。撥水性の高さから、水面を流れるように泳げる水着です。マイケルフェルプス選手の泳ぎのサポートを、日本競泳選手の皆様のサポートに繋がる水着かと思います。是非ご愛用頂けますと幸いです。

高速水着:XPRESSOのサイズに関する声

CASE1/選手レビュー1(男性)
MIZUNOのレース水着はSをずっと着用してましたがエクスプレッソはMサイズで丁度良い。
一度履いた後はMIZUNOのSよりだいぶ履きやすくなる感じです。
履いた後はMIZUNOより股関節周りの動きやすさがかなりいい感じがします。他社より撥水効果がかなり高いです。

CASE2/選手レビュー2(男性)
アリーナM履いていました。XPRESSOのMサイズに履き替えました。ベストサイズです。
伸縮性、コンプレッションが高いので、着脱しやすいのに、以前と同じような感覚で泳げる。

CASE3/選手レビュー3(男性)
最近履いた水着は、 ミズノのGX SONIC NEO SLと アリーナのアクアフォースMFです。まず、伸縮性はxpressoがずば抜けてます。 比較するとかなり履きやすく、可動域が保たれる感覚があります。 他社2つは特に骨盤周りがきついですね。 ただ、xpressoは太もものテープがキツイ気がしてます。 (私の脚が太いのはあるとおもいますが…)

CASE4/選手レビュー4(女性)
アリーナM着用で、XPRESSO Mサイズで問題ないです。撥水性が、かなり高いかと! 何度も着てれば撥水性も低下していきますが… あと、浮力については、アクアフォースが一番あったかと。 (ボディーポジションが少し上がるイメージ)、MATRIXはアクアフォースに近く、ボディーポジションを挙げてくれる感じがします。

高速水着全体と比べた感想

ご覧いただいた感想からもわかるように、2016年のリオの大会でも主流だったコンプレッション型からはいち早く脱して開発されており、その選手本来のパワーを最大化する事にかけては非常に優位性があります。

それには、マイケルフェルプス選手自身の強みを考えると当然といえば当然かもしれません。

マイケルフェルプス選手は人知を超えた超人であると言われますが、それ以上に努力の天才でもあります。

スイマーならあの練習メニューを見て驚いた方も多いのではないでしょうか。

水泳をしない方にとっても、彼の一日の食事メニューを調べてみると、尋常じゃない程の運動をしているというのがわかるはずです。

それだけの密度が非常に濃く、そして量も尋常じゃない量をしたスイマーの身体は当然のように、非常に強く出来上がっています。

高速水着といえば、初めて高速水着が出た時は体の体積を徹底的に減ら、表面の滑りをよくすることが主流だった所に徹底的に技術力もお金もつぎ込まれていました。

その高速水着が登場した時代から10年近くが経った事になります。

各メーカーの開発競争は、当初はコンプレッションを主体に開発が進みましたが、

各メーカーの独自の理論の追及により、現在の主流は身体の体幹を整えて、そしてキック力をサポートしていくものや、体の体積を減らすことなど

非常に多種多様な水着が生まれており、それぞれに魅力があるのは確かです。

そんな高速水着が多様化する中で、普段から練習に明け暮れ身体を作り上げて研鑽している選手にとって、自身の身体が思うままに最後まで動くような水着に特化したというのは現時点では希少な部類に入ります。
(無いわけではありません)

そういった目的から、身体が出来上がっている大人からも愛用をされる高速水着として愛用をされるのは自然といえば自然かもしれません。

非常に性能の良い水着だと皆さんのお声からも感じます。

高速水着においてもう一つ大事な要素があると、私は思います。

それはモチベーションです。

選手自身の気持ちを最大限に盛り上げてくれることって凄く大事です。

あのマイケルフェルプス選手が世に送り出した水着に興味がある方はぜひ、このMPという選択肢も考えてみて下さい。

※2024年現在はAQUASPHEREとマイケルフェルプスの開発は終了しており、AQUASPHEREが単独で競泳の商品を発売しています。

SWIMSTATIONの参考記事

各社メーカーの高速水着に関する記事

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