水着は3つの要点を守って取扱いをする事で水着は長持ちします。
水着劣化の要因を知り、その対策を調べていきましょう。
- 水着の洗い方
- 乾かし方
- 普段から気を付ける事
水着劣化の理由:理由を知って効果的な対策に
水着は泳ぐ時の快適さを確保するために、伸縮性に富んだポリウレタンなどのゴム製素材を使用して作られています。
しかし、このポリウレタン素材はゴムを使っているために特定の条件下で劣化しやすくなります。水着を長持ちさせるためには、以下の4つの点に注意してケアすることが重要です。
水着劣化の4つの大敵
- 塩素(酸度):プールに入っている塩素も注意です。
- 過度の伸縮:水着も少しずつ脆化します。
- 僅かな傷:傷がつくとそこから破れへと広がります。
- 熱(摩擦):焼けてしまうと、そこが傷に繋がります。
ゴムという事を考えるとこの4つに気を使って頂くだけで、水着はより長持ちします。
以上を踏まえた上でご案内していきます。
劣化してしまうと、再度お気に入りの水着を購入する事は困難です。ぜひとも大切に扱いましょう。
1.水着の洗い方
泳いだ後に手洗いをする事で塩素を洗い流す。
※手洗い推奨の理由は、強く洗うと摩擦や伸縮による劣化が出るためです。
同様の理由から洗濯機もあまりお勧めできませんが、もしご利用になる場合は、オシャレ着洗いと同じように洗濯ネットをお使いください。
洗い終わったらタオルなどで水気をとってカビを防ぎます。
施設設置の脱水機は水着の摩耗が起こる場合があります。水着の長期間のご利用のためは慎重にお使いください。
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これは裏技的な使い方ですが、SWIMVICという塩素を中和するシャンプーを少し塗りつけて、塩素の臭いが落とすために使っている人もいます。本来の目的ではありませんので、何かの際に覚えておくとよいかもしれません。
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2.乾かし方
熱(紫外線)に弱いため、陰干しでゆっくり乾かしてください。
洗濯洗剤は通常は必要ありませんが、洗剤を使う場合は着洗い用の中性洗剤をお使いください。
ドライヤーでの乾燥は劣化を招きやすく、お勧めできません。急ぎで乾かしたい時に使う場合は比較的低い温度で、遠めから風を流すように使う程度に抑えておきましょう。ドライヤーよりも、扇風機の方が効率が良いと思います。
同様の理由から、ご自宅の乾燥機もオススメできません。
熱い温度は水着素材であるゴム硬化や、ロゴなどの貼り付けプリントが劣化し、はがれやすくなります。
3.長持ちのために普段から気遣う事は?
- 保管方法を気を付ける
- 摩擦を避ける(例えばレジャープールの滑り台は”凄く”劣化します)
- 負荷がかかる状況を避ける(ジャグジー、酸度の高い温泉)
保管方法については、紫外線や熱に弱いという前提にもありますように、直射日光の当たらない場所にしましょう。
2,3個目の、滑り台、ジャグジー、温泉で水着を使用される場合は、ポリウレタンが入った伸縮する水着ではなく、男性だとサーフパンツのような、丈夫な生地のもので遊びに行っていただくのをオススメします。
泳ぐ時はポリウレタンの入った水着、レジャーではポリウレタンの入っていないシャカシャカした素材の水着というように使い分けてはいかがでしょうか。
まとめ:水着ケアの大事な3つの要点
1.泳ぎ終わったらすぐ水洗い:プールに入っている塩素は劣化の原因になるので、利用後はなるべく塩素を押し出すように優しく洗い流す。
2.柔軟剤やアルカリ性洗剤を使わない:柔軟剤はロゴの剥離につながり、アルカリ性洗剤は生地が薄くなる要因に。もし使うならおしゃれ着洗い用や、中性洗剤がおススメ
3.熱や摩擦を避ける:水着はゴムの一種。直射日光や、乾燥機の利用をせずに陰干しをして。もし脱水機を使う場合はタオルに包んで。
この3つを守っていただければきっと水着を長くお使いいただけます。下記に画像も用意しましたので、もしよかったら保存してお友達にもお伝えくださいね。
この記事は水泳用品販売のMIHORO SWIM SHOPスタッフが、複数の水着メーカーから実際に劣化した事例からその調査結果をヒアリングして書いた記事です。
大切な水着はどうぞ大切にお使いください。