初めに
水泳の練習にフィンを使っていますでしょうか?
フィンを使った練習によって足の動きをより改善したり、強化をしていくことができます。
競泳用に使うフィンには個性がありますが、その違いを知りたい方は以前競泳の練習に使いたいフィン5選という記事を一度ご確認ください。
今回は競泳の練習に使うフィンのサイズ選びの話です。フィンって靴と似て足の形に個性があるし、そもそも普段選ぶ機会が少ないからサイズ選びが難しいですよね。
フィン選びで気にしたいのは下記の3点です。
- 1.フィンの違いによる採寸場所の違い(足首固定とカカト固定)
- 2.具体的な参考サイズと選び方
- 3.そもそもどれぐらいが適したサイズ感?合わない時の対策は?
1.フィンの違いによる採寸場所の違い
フィンを固定する場所となるカカトには下記のような2種類があります。
靴のように履くタイプと、足首を固定するタイプです。

フィンには多くの場合つま先部分から支える場所までのサイズが記載されていますが、これは商品の実寸サイズです。


これを活用するためには商品には、カカト固定タイプ(靴型)はつま先から足首の後ろまで採寸します。

足首はカカトに比べてやや斜めにありますが、窪んでいるためにやや2cmほど短くなります。(個人差はあります)これを書いている私の場合だと、つま先からカカトまでで26.5cm、つま先から足首までで24.5cmといった感じです。
こちらを参考にサイズ選びを進めてください。
2.参考サイズと選び方
事例がないと分かりにくいので、事例を書いていきます。
下記は私の個人的な足のサイズスペックです。
- カカトからつま先26.5cm
- 足の形:ギリシャ型
- 足幅:10.2cm(平均よりやや幅広)
- 小指が干渉しやすいため、マラソンシューズなどは26.5cmの幅広を着用。甲の高さは普通。
- マラソンを日常的に行うため足首は比較的細め
私が着用するサイズは以下の通りです。
店長サイズ 特徴 SOLTEC ハイドロテック2フィン Mサイズ ハードからエキストラソフトまで。ショートフィン DMC fins エリート2 XSは履けなくないがSの方が快適 非常に柔らかく甲高の人にも使いやすい DMC fins エリートMAX MとMSサイズの間ぐらい。フィット感ならMS,快適性ならM しなりやすくスピードも出る arean フィン Mサイズで快適 やや重い・水をつかむ感覚を工夫して得る AQA ドルフィンカラー Mサイズでジャスト。甲が高いとワンサイズ上げたい。 カカト付き。比較的安価、細め AQUASPHERE アルファプロフィン Mで問題なく履ける。Sもありかも。
既にぴったりのため、甲高だとMは難しい。 軽くて浮く素材。
私の場合はたまたまMサイズでほぼ揃いましたが、ジュニアサイズや女性だと変わってくる可能性があります。
DMCのエリート2は発泡シリコンと言われる通常のシリコンと比べても柔らかい素材を使っていることから形の自由度が高く、幅広や甲高といった足の形の選手にも愛用されています。
アルファプロはサンダルによく使われる軽くて浮く素材を使っているため、足の形の自由度が高いです。こちらのフィンが全然合わないという話を今まで何度か聞きましたが、数人の方は上下を誤って履いていた事から履けなかったようです。
3.そもそもどれぐらいが適したサイズ感?合わない時の対策は?
フィンの適切なサイズ感は足の形に個性があるように人によって変わることもありますが、一般的にはちょうどフィットするサイズが良いです。
やや余裕がある方が好みという方もいますが、何度も上下に動かすことで靴擦れのようになってしまいますし、正しく振った感覚がわかりにくなるからです。
でも、「友達(兄弟)からフィンを譲ってもらったからまだ少し大きい」とか、「成長期の子どもで、ぴったりしたサイズはすぐに使えなくなる」といった環境にある方も多く、気持ち大きなフィンを使う方も多くいます。
その場合は、フィンソックスを使うのが良いかもしれません。
フィンソックスを使うことによって靴擦れのような状態を防ぎやすくなり、大きめのサイズでも足にフィットさせることができます。
普通の靴下を使う方もいてそれはそれで問題はありませんが、水を吸ってやや使いづらい一面があるのも確かです。
フィンソックス専用に作られたものはそれだけ使いやすさも良いですから、一度選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
ブランド | AQUASPHER | FINIS |
商品名 | フィンソックス | スキンソックス |
素材 | ウェットスーツにも使われる頑丈なネオプレーン素材 | タイツの様にぴったりフィットするメッシュ素材 |
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ぴったりとしたサイズ選びをしてもどうしても靴擦れをするから予めフィンソックスを履くサイズ感で選ぶ方もいますので、好みでお選びいただくのが良いかと思います。
さて、いかがでしたでしょうか。
フィットするサイズ選びで快適な練習の時間をお過ごしください。