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競泳選手向け立体型シリコンキャップ比較

今日は競泳の大会でも良く使用されることの多いシリコンキャップを比較していきます。そもそも水泳で使われるキャップには大きく分けて下記の4つがありますので、まずはそこからおさらいしておきましょう。簡単に図にしたのが下記です。

水泳で使われるシリコンキャップの特徴

シリコンキャップ、2ウェイシリコンキャップ、テキスタイルキャップ、メッシュキャップの比較

その中でも今回ご紹介するシリコンキャップはその名の通りシリコンで作られており、スイムキャップの中では防水性に優れ、とフィット感が比較的高い特徴を持ちます。

シリコンキャップの違い:立体タイプと平面タイプ

シリコンキャップの中にも2種類あり、1つめが2枚のシリコンを張り合わせたような平面タイプ、そして予め立体で成形した立体タイプの2種類が主流です。

平面タイプはデザインの自由度が高く、ロゴや名入れなどにも利用されることが多い

立体タイプは頭にシワができないため、水流抵抗(数値でみるとほんのわずかですが)になりにくい。

こんな違いがあります。

平面シリコンキャップ立体シリコンキャップ
メリット価格が安い
デザイン性が高い
後でデザインを載せやすい
しわが出来にくい
流水抵抗が極めて少ない
記録を求める選手に良い
デメリットしわが出来やすいデザインの自由性が低い
価格がやや高い

現在発売しているシリコンキャップ商品比較

こちらを発売している時点のシリコンキャップについてひとつひとつ調べてみた所下記のような表となりました。

品番ブランド価格柔らかさ薄さ重さ追記
N2JW8000mizuno¥3,0803(やや柔)普通54g耳まで覆うタイプ
N2JW8001(小)
N2JW8002mizuno¥2,4202(柔らかい)やや薄38gN2JW8003(小)
ARN-4400arena¥2,0901(とても柔)やや薄46g公式大会不可
(ロゴが2つ)
SE11922speedo¥3,7405(硬い)やや厚い100g大きめに覆う
ホールド感が強い
SA-10Sswans¥2,2002(柔らかい)やや薄38gロゴに光沢感
ARN-0900arena¥3,3004(普通)普通50g後頭部にウェーブ
M/Lサイズあり
ARN-0900J(ジュニア)
前の模様が少し複雑
ARN-0400arena¥3,3003(やや柔)普通46g後頭部にウェーブ
M/Lサイズあり
ARN-0400J(ジュニア)
ARN-0900のソフトタイプ
2020年時点で発売されているシリコンキャップの比較

この表の見方として、柔らかさは被りやすさに影響を及ぼし、薄さも同様にかぶりやすさに影響を与えます。そのことからもspeedoのSE11922はかなり頭をがっちりとホールドするようなイメージです。厚手な分をより防いだり、ゴーグルを上から抑えるのに役立つような印象でしょうか。

ここに紹介しているのは正直どれも良いキャップですから、皆さんにとって良いものを選んで頂けるのが一番です。

シリコンキャップを比較したYouTube動画

 上記のデータを計測した時の映像をYouTubeでもご案内しています。実際に伸縮させた動画や、その時に思った感想などがありますので、数値だけではあまり魅力が伝わりきらないという方は、一度ご参考ください。

さて、いかがでしょうか。

シリコンキャップは定番として長年愛用されているため、入れ替わることは基本的に少ないですが、メーカーの開発競争や、価格改定によって品番が変わることもあります。あくまでもこの記事を書いた時点としてご参考ください。

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