2016年発売の高速水着について(コラム) 2016年は4年に1度開催されるスポーツの祭典(リオ)の年ということもあって各社が技術の粋を集めた高速水着を結集させる年となっています。それだけに新しい高速水着の購入に頭を悩ませることも思います。 2008年の北京五輪のころを境に、身体を締め付けて体積を小さくすることによって水中での抵抗を減らすことが一番とされてきました。その当時の次々と世界記録を量産したレーザーレーサーの衝撃を今も記憶されている方も多いと思います。高速水着という言葉が生まれたのもこの時です。その後フィルムや、ラバー素材など、色んな水着が生まれましたが、選手ではなく水着に過度な注目が行き過ぎた事から、水着への規制が入り、それまでの高速水着がほとんど使えなくなりました。その規制によって、これまで量産された記録は当面更新されないともいわれました。 ですが、今も世界記録に限らず、さまざまな記録が次々と更新されています。これは選手とメーカーのたゆまぬ努力があったからこそです。その姿に言いようのない誇りを感じさせられます。 さて、2016年の高速水着への傾向としては、各社ほぼ全社がソフトタイプを発売し始めたことが特徴的です。生地が”とんでもなく”進化しています。”とんでもなく”です。一昔前は高速水着の生地の布帛は硬くてシャカシャカしたような生地感が特徴的でした。ですが、2016年発売される高速水着の多くは最初触った時に、それが布帛かニットかの区別がつかないことがあるのです。 それぐらいにハイパワーで着心地の良い生地を各メーカーが本気で開発してきました。 そこで、サイズ選びに迷う方も多いと思いますが、サイズ選びはメーカーのサイズ表通りがお勧めです。理由としては 1.各メーカーが色んな選手の聞き込みとともに生み出したサイズ 2.キックサポートや体幹保持など、機能が多く盛り込まれるようになってきている。 以上の2点があります。一昔前は身体を少しでも締め付けた方がよい結果が出るとして、なるべく小さな水着を着用する傾向も見られましたが、各社の技術革新によって締め付け以上の結果を導きだす事に注力されたのです。 サイズの大き目や小さめを選ぶことは各社が開発した高速水着本来の性能を活かせない事が多くなります。 今の高速水着は各社が研究開発を続けてきたことによって、選手との相性が非常に重要だともいえます。 同じ泳法の憧れの選手と同じ高速水着を参考にするのもひとつの手です。 自分たちに本当にあった高速水着をぜひ見つけてみてください。 MIHOROは皆様からの高速水着情報の提供をお待ちしています。 MAIL:info@mihoro.com までお寄せください。 twitter:@mihoroswim まで |