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競泳水着のFINA認証マークが剥がれた?こんなときどうする?

ある日ブログのログ(どのような検索で辿り付いたか)を見ていたら、

「FINAマーク 剥がれ 対応」

「FINA認証マーク 取れた」

というようにFINAマークのロゴはがれでお困りの方がこのブログにたどり着いているようでした。

そうですよね。

FINAマークのロゴは、はがれることが結構あります。

(記事を書いた頃の話で、今はかなりはがれにくいように改良されています。また2023年よりWorldAquatics認証、通称WAマークへと変わっています)

◆FINAマークとは

高速水着の開発競争には極度の技術向上が起こった事によって、過剰な開発競争が起こりました。この流れを抑制するために世界的に水着の規則が作られました。

水着が高価になりすぎていた事に対する歯止めをかけるとともに、水着よりも選手に今一度注目を集める為という目的がありました。

水着の生地が○mm未満、生地自体の浮力が○○未満などかなりの厳格なルールです。

その厳格なルールにパスした水着に付けられるのが、このQRコード式のFINAマークです。

このFINAマークがついていない水着を着用して出場した国際大会や、公式大会では記録が公式に承認がされないというルールが設けられました。

さて、FINAマークのはがれについて

大会によっては、そのはがれてしまったFINAマークを提示すればOKというところもあるとは聞きましたが、実際は大会出場するためにはこのFINAマークがないと出場を断られたり、記録を認可されなかったり事の方が多くあります。

そのFINAマークのはがれの原因、対策などこちらに記載していきますので、ぜひ今後の参考にしてください。

FINAマークのはがれ、劣化の原因

・柔軟剤を使用
生地が柔らかくなり、マークとの伸縮差で剥離が起こります。柔軟剤の使用は必ず避けて下さい。

・乾燥機を使う。
水着は熱に弱いので、ロゴの割れが起こりやすいです。
家庭用乾燥機でも熱を持ちやすくありますが、コインランドリーなどにある業務用の乾燥機は短期間で乾かすことを目的にしているため水着には使用しないでください。

・熱のこもりやすい環境に水着を置く。
水着はゴム素材ですから、熱は厳禁です。
ドライヤーや乾燥機、摩擦熱、直射日光、その他に夏の車内などの温度が上昇しやすい環境も危険です。

・ジャグジーの利用
塩素を直接水着に吹き付けている事になりますので、劣化はやや早くなります。
泳いだ時に最も塩素が通りやすい場所(背中やお尻周り)が劣化しやすいのも同じ理由と思われます。
泳いでいる時はもちろんやむを得ませんが、ジャグジー利用の際はポリウレタンの含まない水着にするのもオススメです。

・塩素を長時間放置する。
水着は塩素に弱いため、ジャグジーのように長時間塩素が染みる環境は水着自体の劣化を引き起こします。
泳いだ後にすぐに真水で洗い流し、陰干しで乾かして下さい。

熱や化学反応などの様々な劣化の原因があるため、これらを網羅して確認しておくことが必要です。


FINAマークがはがれが起こってしまったら。

どれだけ気を付けていても間違って洗ってしまったとか、丁寧に使っていても長く使っていたら劣化してしまったという事もやはりあります。

ここで剥がれが起きた後の対応としては下記です。

・メーカーに修理を依頼する。
メーカーや水着、状況によって対応は違いますが、修理をしてくれる事があります。
ただし、メーカーに直接電話をしても修理できない可能性もありますので、その場合は水着を購入されたお店にお問い合わせください。
修理値段は、お店やメーカーによってまちまちです。

・ダメ元で出場予定の大会に聞いてみる
ごくまれにFINAマークを持参することで出場を許可される場合があります。
ちゃんとその水着についていたものでないと認められません。認められない場合もありますので、この方法はあくまでも緊急で、現地で他の方法がない場合の最終案だとお考え下さい。

いかがでしょうか?

近年は非常に高価でになってきて、大切な水着です。

長く扱うためにも大切な取り扱いを心がけてくださいね。

ご参考になりましたら幸いです。

なお、上記はあくまでも一般的な内容で記載しております。

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