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スイミングスクール通わせる際に(理解するべき)家族の負担

今回は、実際にスイミングスクールに通わせる際に理解するべき生の声を元にまとめさせて頂きました。

続けることによる成功体験も非常に大事ですよね。ぜひご参考ください。

以前寄稿いただいたスイミングスクールに通わせて良かった事も併せてご確認ください。


子どもの習い事として人気の高いスイミングは、通わせるメリットがたくさん思い浮かびます。

しかし、実際に子どもに習わせてみると、気づかなかった家族の負担に直面するケースも少なくありません。

スイミングを習わせるには、月謝のほか入会金や指定グッズに購入などにもお金がかかります。

そのため、「一度始めたら親の都合で簡単に辞めさせられない」という現状に目の前にしながら、大変でも頑張って続けさせている親もたくさんいるのです。

習い事にスイミングを選ぶのなら、メリットだけでなく“大変な部分“についても理解したうえで最終決定することが大切です。

今回は、実際に子どもをスイミングに通わせて大変だと感じる家族の負担についてまとめました。

スイミングを習わせるうえで知っておくべき親の負担

子どもがスイミングに通うことになれば、毎月の月謝はもちろん送迎など家族の負担は確実に増えます。

実際にスイミングの習い事をしている子どもの親が感じる「大変なこと」を、具体的にご紹介いたします。

月謝と家計の関係

スイミングの月謝は、スクールはもちろんクラスによっても料金が異なります。

月謝は6千円~8千円程度が相場となっており、体操教室やサッカーといった他運動系習い事と比べると、やや高めの金額です。

子どもは成長とともに、食費や学校費などなにかとお金がかかってきます。

そのため、初めは難なく支払えていた月謝でも、子どもにお金がかかり始めてくると家計を圧迫してしまうという家庭も少なくありません。

さらに、スイミングスクールによっては、月謝のほかにも年会費や登録料などが別途必要になる場合もあります。

指定水着などもサイズアウトをしたら新たに購入しなければならず、経済面で負担を感じる親は少なくないのが現状です。

水泳に通う事で得られる成長はとても大きなものではありますが、その辺りの心構えはしっかり持っておきたいものです。

送迎はどうする?

レッスンのたびに送迎をするのが大変というお声もあります。

3歳~6歳クラスの子どもは、自分でスクールまで行くことが困難です。

お迎えのバスがあるスイミングスクールも多いですが、ない場合について幼いうちは親の送迎が必須になります。

悪天候の日や親の体調が悪い日であっても、レッスンがあればスクールまで連れて行ってあげなければなりません。

こういった送迎の負担は、習い始めるときに覚悟はしていても、実際にはとても負担が大きいもの。

「子どもが楽しんでいっているから」と頑張って送迎をしても、「正直、今日は送迎を休みたい」と感じる親は少なくありません。

ただ、そういった気持ちを持っていても通い続けられる体制を親が作り続ける事が、子どもの継続力を育んでくれます。

でも、この時間を親子のコミュニケーションのチャンスと捉えることもできます。車内での会話は親子の絆を深め、子どもの日常や感情を共有する貴重な時間となります。

また、子どもがスイミングを通じて成長し、自信を持つ姿を見ることは、親にとって大きな喜びです。

子どもの気持ち

子どもがスイミングに行くのを嫌がるという事もあります。

子どもの体力UPや水嫌いを克服するためにスイミングを習わせる人も少なくないでしょう。

しかし、子ども自身が水やスクールの雰囲気に慣れるまでは、通うのを嫌がる場合も多いです。

嫌がる子どもをなだめるのも、親は体力を使います。

スイミングに楽しんで行ってくれない日が続くと、「こんなに大変なら、習わせなければよかった…」と後悔の念に駆られる人も多いです。

スイミングに行くことを嫌がることもありますが、この経験を通じて子どもは困難に立ち向かう勇気を学びます。

水泳を通じての達成感や友達との楽しい思い出は、子どもの自信と社会性を育む大きな助けとなります。親として、子どもの成長を見守ることは大変ですが、それに伴う喜びもまた大きいものです。

子どもの体調管理

スイミングは、水に浸かって行うスポーツであるため、他の習い事よりも体調管理に気を遣います。

体操やサッカー、野球などの習い事であれば、多少鼻水がでていても子どもが元気ならばレッスンに参加する人も多いです。

しかし、スイミングの場合は無理をすると体調が悪化する可能性もあるため、体調を万全にしてレッスンを受ける必要があります。

そのため、子ども体調を親がしっかり管理しなければならず、気が休まらないという苦労の声も多いです。

スイミングにおける体調管理は、確かに親にとって追加の負担ですが、これは子どもの健康意識を高める良い機会でもあります。

親子で健康について話し合い、体調管理の重要性を学ぶことは、子どもが将来的に自分の健康を守るための基盤となります。また、スイミングは子どもの免疫力向上にも役立ちます。

学校や食事との関係

スイミングは水圧を受けながら全身運動を行うため、短時間でも運動量が多く、体力を消耗します。

幼稚園や小学校を終えてからのレッスンがほとんどなので、レッスンを終える頃にはもう夕方。

そのため、帰宅するころには疲れ果ててしまい、学校の宿題や勉強がおろそかになったり、夕食や入浴の時間がずれてしまったりすることも多いです。

こうした生活リズムが崩れることや、学業とうまく両立できないことに悩む親は、案外たくさんいます。

スイミングによる忙しいスケジュールは学業や家庭生活に影響を及ぼすこともありますが、この経験は子どもに時間管理と優先順位の設定を学ばせる絶好の機会です。

また、疲れた体に必要な栄養を摂ることの大切さや、効率的な勉強方法を見つけるきっかけにもなります。スポーツと学業のバランスを取ることは、子どもが将来社会で活躍するために必要なスキルを育むことにつながるのです。

兄弟がいる家庭

他に兄弟がいると、レッスンに下の子を連れていかなければなりません。

レッスンの間、月齢の低い子をずっと待たせるのはとても大変です。

さらに、レッスンを受ける子どもがまだ自分で着替えなどの支度ができない場合は、親が毎回サポートをしてあげる必要があります。

下の子も世話も見ながら、着替えの手伝いをするのはひと苦労です。

兄弟を連れてのレッスン見学は大変ですが、これは家族全員が一緒に過ごす時間として価値があります。

下の子が兄の活動に関心を持つことは、家族の絆を強化します。兄/姉は弟/妹に良い姿を見せようと自然と頑張るようになりますし、兄が頑張っている姿を見て、「自分も兄のように頑張りたい」という気持ちを自然と持ち始めるもので、その思いこそが子どもたちを大きく成長させてくれるのです。

最後に

スイミングスクールに子どもを通わせることは、親にとって多くの挑戦と負担を伴います。

月謝の費用負担から送迎の時間、さらには子どもの体調管理に至るまで、親の心配と努力は絶えません。しかし、これらの挑戦を乗り越えた先には、子どもの成長と家族の絆の強化という、計り知れない報酬が待っています。

水泳は、子どもの体力と自己規律を育むだけでなく、協調性や自立心の育成にも役立ちます。子どもたちが水の中で笑顔を見せ、友達と共に遊びながら成長する姿は、親にとってこの上ない喜びです。

また、スイミングスクールへの定期的な通学は、子どもに時間管理と責任感を教える大切な機会となります。これらのスキルは、子どもが将来社会に出たときに、大いに役立つことでしょう。

さらに、スイミングスクールに通うことは、家族の生活に新たなリズムをもたらします。

送迎の時間は、親子が会話を交わす貴重な瞬間となり得ます。これは、忙しい日常の中で見落としがちな家族間のコミュニケーションを深める機会となります。また、スイミングスクール選びやスケジュール管理を通じて、家族が一緒に解決策を考えるプロセスは、協力し合う家庭の雰囲気を醸成します。

確かに、スイミングスクールへの通学は家族に多くの調整と犠牲を求めますが、その一方で、これは子どもの健康と幸せ、そして家族の絆を育む貴重な投資でもあります。スイミングスクールに通うことで得られる喜びと成果は、数値に表せないほどの価値があります。子どもがスイミングスクールで学ぶスキル、経験する達成感、そして作る友情は、彼らの一生を通じて宝物となるでしょう。

最終的に、スイミングスクールへの通学は、単なる運動や習い事以上のものです。これは、子どもが自分自身と世界を理解し、成長する旅の一部です。親としては、この旅をサポートし、その過程で得られるすべての喜びと教訓を共に分かち合うことが求められます。

この経験を通じて、子どもだけでなく家族全体が成長し、より素晴らしいご家庭になることを願っております。


下記も併せてご確認ください。

スイミングスクールに通わせて良かった声

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