質問コーナー20190104・(高速水着の名称)


 

素敵な投げかけをありがとうございます。
私たちも考える事が多い内容でしたので、記事にさせて頂きました。

おっしゃられる通り、高速水着の名前が出来上がってきた経緯を考えると、高速水着とはLZR Racer自体やバイオラバー生地使用の、驚異的な性能を持った水着に名付けられた言葉です。

その上で、今のトップ選手向けの水着に高速水着という名前を使うのもありなのかな?と思うのです。

その理由を書くにあたって、当時を振り返ってみます。
記憶に残っている方も多いと思いますが、当時はLZR Racerやバイオラバーを着用することで記録が明らかに変わったために、連日この水着の報道がされました。

宣伝効果にして数千億円ともいわれる程の報道露出が有ったと聞きます。
この報道の際に、これらの非常に高い性能を持った水着を総称して「高速水着」と呼ばれました。

しかし、残念な事に選手ではなく、水着ばかりに過度に注目が集まる状況を是正するためにFINA(国際水泳連盟)によって公式大会に使う水着には厳格な規定が設けられました。
そのルールは非常に細かな所まで定められており、生地の厚み、インナーの面積、浮力、生地の種類、体を覆う場所と面積、ロゴの大きさなどに至るまでです。
FINAマークの登場ですね。この厳格な規定によって高速水着時代が終わったと当時、言われました。

ですが、当時は魔法の水着のように水着ばかりが注目された形から、選手と共に歩む形で選手本来の力を発揮するように今のレース用水着が進化を遂げました。
世界トップ選手の研鑽と技術の向上と共に歩むように、各競泳メーカーが意地と技術の粋を賭けて開発をし続けています。

シミュレーションし、抵抗を削り、何度も泳ぎこみ、改良し作り続ける技術

車で言うF1レースのように、水着の最高峰を競う世界があります。

そのしのぎを削る世界で作られた水着は「高速水着」という名称を使うのに相応しいぐらいの性能になっているとも思うのです。

それを幾つかの会社も感じてか、この数年で多くの競泳専門店や競泳メーカーからもこれらの水着の事を高速水着という名称で発売及び発表されるようになってきました。

それを考えると当時は2008年、そこから10年が経ち、同じ高速水着という名称ですが、新時代の高速水着しての捉え方も良いのかなと思っています。

これらの水着に対してもっと相応しい名前が出てきた時にはそちらの名前を頑張って普及したいと思います。

かなり限定的な捉え方かもしれませんから、皆さんのお声もお待ちしております。


MIHORO

ひたむきに夢を持って前へ突き進む人を応援します。

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