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バタフライ、実は平泳ぎだった?4泳法が生まれた歴史

競泳という競技がオリンピックに登場したのは1896年。

ただ、当時は今のように4泳法(クロール、平泳ぎ、バタフライ、背泳ぎ)という概念がなく、全員が言葉通りの自由形でした。

全員自由形時代

みんなが(水に顔をつけない、顔出しの)平泳ぎで泳いでいたといいます。

アーサー・トラジオンという選手が南アメリカやオセアニアで使われていた泳法をもとに1873年に公式の場で現在でいう左右非対称のクロールの原型が作られ、その泳法を取り入れたことによって、水の中に顔を入れなくても泳げる背泳ぎに記録的な優位性が生まれることで、自由形(平泳ぎ)より息継ぎをしなくてもよい背泳ぎを自由形から独立させました。

背泳の登場で2泳法時代に

Russia, Volgodonsk – may 17, 2015: Swimming in the pool Training in swimming

自由形(当時は平泳ぎ主流?)、背泳ぎ

その背泳ぎを競技として独立させた直後に自由形で泳ぐ選手が増えたのは、今でいうクロールに近い泳ぎ方です。今までのような平泳ぎという競技を守るために、今度は自由形から平泳ぎを独立させました。

クロールの登場で3泳法時代に

crawl stroke

自由形(クロール?)、背泳ぎ、平泳ぎ

さらに時代は進みバタフライが生まれてきます。

そのバタフライについて、バタフライの歴史は意外と新しく?1928年(アムステルダム五輪)で衝撃のデビューをしました。

1928年当時はバタフライと言う競技がなく、平泳ぎの競技の中で現代のバタフライに近い泳法のエーリッヒ・ラーデマッヒェル(Erich (“Ete”) Rademacher)選手が現在のバタフライに似た動きで出場し、銀メダルを獲得しました。

話だけを聞くと呆気にとられてしまいそうですが、当時の平泳ぎの規程では左右対称の動きをする事がおおまかな規定でした。

その後、大会を追うごとにバタフライの泳ぎをする選手が急増し始め、ルール改訂直前には殆どの選手が平泳ぎの泳法ではなくバタフライの泳ぎ方をしていました。

現代においてバタフライはクロールに次ぐ速いとあって、平泳ぎではバタフライ泳法には敵わず、ほとんどの選手が平泳ぎの種目では今でいうバタフライの泳法で泳いだ結果として、バタフライと平泳ぎが別々の競技になりました。

その結果として、国際水泳連盟は1956年のメルボルンよりルールの改定を行い、バタフライと言う独自の競技が独立し、今の4泳法が誕生することとなります。

バタフライ登場・ついに現代の4泳法時代に

Butterfly style

自由形(クロール)、バタフライ、背泳ぎ、平泳ぎ

次々と新しい泳法が生まれてくるの面白いですよね。

ですが、この新しい泳法というのは誰かが違反をしたから生まれたわけではありません。

既存のルールの中で出来る最高のパフォーマンスを考えた結果、効率の良い泳ぎ方を見つけ、それを実践した。

その結果、多くの選手がより速く泳ぐために泳法をどんどんと改善していく。

今後の世界では第5の泳法が生まれてくるかもしれませんね。

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