MIZUNO GX 4 が登場、どのような進化をしているのか?


こんにちは、SWIMSTATION 水着特派員MIHOROの今村です。

世界中から日本に注目が集まる2020年に向けて2018年の現在、国内市場で水泳選手から最も支持を集めるミズノから
GX SONIC 3 の後継モデルとなる GX SONIC 4がついに発表されました。

「この情報をもっと詳しく知りたい!」

と、ミズノの本社に押しかけました。

 

今回お話をお伺いするのは、グローバルアパレルプロダクト本部・企画・デザイン部のトレーニング・スイムアパレル企画課の大竹健司さんです。

―「 今日は突然にもかかわらずありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。

ミズノのGX SONIC 3は現在でも水泳選手から高い支持を集めており、トップ選手も、全国大会でもGX SONICシリーズを着用していない選手を見る方がないぐらいの人気を誇ります。

現在のままでも、十分良い評価を受けているミズノさんですが、ここで改めて新作を投入するということは、自身の作品が出来上がったということでしょうか? 」-

 

ミズノではフラットスイム理論を非常に重視しており、その理論に沿ってまっすぐに性能を磨きをかけてきました。

前回のSONIC 3がすでにひとつの完成形に近かった故にこれだけの期間がかかりましたが、前回を超えるものができたため、このGX SONIC4をお届けすることになりました。

 

ここでフラットスイムについての補足

 

フラットスイムとは、水面に対して体が水平である状態を維持することで水流抵抗が軽減され、効率の良い泳ぎができるとされる理論です。

レース後半の疲れや泳ぎのクセなど、フラットな状態を保つことは意外と難しく、それを水着でサポートするべく、ミズノでは長年この理論に則ってGX
SONICシリーズをアップデートし続け、現在の高い性能に至るまでのものを作り上げている。

― 「早速本題です。今回はGX4ではどのような所が変わったことは?」 ―

先ほどもお伝えしたようにミズノではフラットスイム理論を軸に開発を進めており、GX4では今までの体幹のサポートなどは残しながらも進化を加えました。

それを元にした今回の大きな変化はこの3つです。

・サポートライン(インナーテープ)の変化

・布帛生地が軽量化と摩擦抵抗減を実現

・MRがインナーの変化によって可動域の向上

―「スイマーに感じられる効果としてはどのような所が変わっているのでしょうか?」-

大きな変化として、今まで後ろ方向のキックをサポートをしていたものを後ろ方向を強化しつつも、前方向にもサポートできるようになりました。

―「 前と後ろ方向にサポートですか?前と後ろ方向の両方をサポートできるとそれはもちろん理想ですが、後ろ方向を前方向を強くすれば、同じだけ後ろ方向が弱まりそうなものですが。そんなことが可能なのでしょうか?」-

ミズノでは筋骨格シミュレーションによってどこを動かすと、どの筋肉が動き、どの皮膚がどのように動くのかという膨大なデータをもとに解析しています。

皮膚の伸びや筋肉に与える負荷などを研究することで、どのようにサポートを入れるかによって効率的に後ろ方向にサポートができるのかを研究し

尚且つ前方向にもサポートができるのかを研究した成果が、現在のサポートラインになります。

―「なるほど、ミズノさんが長年培った研究成果によって、前にも後ろにもキックをサポートをできるという構造が生まれているわけですね。

実際の水着はどのような変化したのでしょうか。」-

これは実物を見ていただくとわかりやすいのですが、今までのGX3では後ろのサポートラインは仙骨辺りから筋肉に沿って縦方向に平行で2本入っていました。

GX3ではこれによって体幹のサポートや後ろ方向のサポートをしていたのです。

ですが、この新しいGX4ではSTとMRそれぞれの違ったクロス形状を採用しています。この形状によって今まで通りの後ろ方向のサポートをしながらも

クロス形状によって前方向へのサポートも実現させるのです。

―「 なるほど、面白いですね!前も後ろもサポート理想ですが、常識で考えるとそんなのは実現できない。

だけれどミズノさんはそれに敢えて挑戦し、それを実現してしまったのですね。」-

数多くのシミュレーションと、トップ選手と度重なる相談をした結果、このサポートラインで納得のいく結果が得られました。

このクロス形状はそのサポートの他に、水泳の後半に出てくる足の開きをしないようにした構造でもあり、レースの後半にもその効果を感じられることと思います。

―「 先ほど3つ上がっていましたが、2つ目の生地の軽量化と摩擦抵抗減の実現とはどのように水着生地が変わったのでしょうか」-

じっくりと見比べるとわかるのですが、今までの生地の凹凸に小さな小さな溝が1つ間に増えました。

わずかな変化ですが、これによって縦方向の水流がスムーズに流れるようになり、さらにその分の軽量化が図られているのです。

―「 なるほど、ほんとじっくり見ないとわからないぐらいですが、前回のGX3の時と比べると変わっていますね。
わずかな違いではありますが、水泳選手もまたコンマ001秒の世界で生きていますから、このわずかな違いが結果を生むことになっていくのでしょうね。」-

―「 そして最後に気になるのが、MRの変化ということですがこれはどのような変化をしたのでしょうか?」-

これも水着を見ていただくと一目瞭然です。

(実物を見ながら)

今まで後ろはこの黄色のラインのサポートに加えて、全面インナーサポートだったのですが、GX4ではこの部分(斜線部分)のインナーをなくしました。

―「 クロスのサポートラインは残しながらもこの部分(画像参考)をなくした。。。と。これはどのような変化を見込んでいるのでしょうか?」-

今までのMRは、STとも近い着圧になっており、どちらも性能が高い反面で、目的も近くなっていました。

クロス形状を残しながら、インナーだけを部分的に除くことで、足回りの動きやすさや履きやすさが大きく変わります。

GX3のSTとMRの性能はどちらも近かったところから、GX4のMRでは可動性が良くなり長距離にも非常に使いやすくなりました。

―「 確かにミズノさんの水着は多くの選手に愛用されていながらも、MRも比較的硬いという評判がありました。

STもMRも性能は上げつつ、STは今までぐらいの着用感で、MRは着用がしやすくなったような感覚でしょうか?」-

そうですね。今までMRを履けないという方は、今一度ミズノのGX SONIC 4にトライしてみる機会にしてもらえると思います。

―「 今までMRを履いていた人はSTという選択肢も見えてきそうですが 」-

STとMRの違いが明確になりましたので、よりハードに上を目指したいという選手はSTにステップアップするというのも選択肢の一つだとは思います。

MRも長距離にも使いやすいようになっていますので、ミズノとしては短距離専用のスプリンターモデルでST、中長距離のマルチレーサー用にMRをオススメしたいです。

―「 なるほど、非常にわかりやすい説明をありがとうございました。

発売が楽しみですね。このGX SONIC4を今からでも手に入れたいぐらいですが、発売は1月からの予定です。

発売に向けて、泳ぎを改善して備えましょう。」-

 

 

 

※最後に(記者:今村裕司所感)

この他にも様々なシリーズについても詳しく聞きましたが、そのあたりの記事はまた別の機会にお届けします。

ミズノさんは前回のインタビュー(GX SONIC3)の時も感じたように、ものづくり大国の日本を象徴するようなものづくりをされます。

刀匠(刀を作る人)がひたすらその刀鍛冶を研ぎ澄ませていくように、良いと思ったことを真摯に、愚直なまでに研ぎ澄ましていきます。

気づくとその研ぎ澄ました連続が世界を圧倒するようなレベルにまで至っているのです。

事実、ミズノの高速水着GX SONIC 3は日本国内でほとんど流通していた発売当時から、今や海外で高い人気を誇るまでになっています。

それはGX SONIC 3という製品が、世界に実力を認めさせたことに他ありません。

まだ生まれたばかりのGX SONIC 4という商品が2019年には発売開始をし、世界から日本に注目を集める2020東京五輪

ここをきっかけに日本のサムライブランドmizunoが世界に羽ばたく姿を見せてくれるかもしれません。発売が益々楽しみになってきましたね。

初登場を楽しみに待ちましょう。

 

 


MIHORO

ひたむきに夢を持って前へ突き進む人を応援します。

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